たぶん片付け日記

□汚部屋(倉庫系)出身、片付け中。散らからない部屋を目指してます。 熟考型、面倒くさがり、物忘れ多い、捨てられない、外面が良い。不安から買い物依存気味だった時期有り。

映画を観た■わが青春のマリアンヌ

 

わが青春のマリアンヌ [DVD]

わが青春のマリアンヌ [DVD]

 

 ずっと気になっていたのだけど、ようやく見ました。色々とオマージュやインスパイアのもとになっている作品ということで、かなり期待。

語り手は18歳、寄宿舎での最高学年(ギムナジウムが10歳〜18歳だったと思うので、そのぐらいの年齢層の生徒かと)。シェパードを二匹引き連れマントでカッコいい。

その語り手から、ある日やってきた編入生ヴィンセント(おそらく同じ18歳)について語られます。かっこ良くて、知的で、どこかミステリアスで、しっかり者。しかも遠い世界のことを知っている。憧れの的ですね。

感想としては……、わんこ可愛い……!!!!犬が結構出てくる映画なのですが、一番微笑ましかったのが、クライマックスでマリアンヌを助けに泳いで湖を渡ろうとするヴィンセント、それを追いかける友人たち、シェパード……!入れ替わりアップになるシーンがあるのですが、みんな必死なのに、わんこだけは犬かきが可愛くて和むという、なんとも緊張の糸が切れる結果になってしまいました……。

フランス語のDVDでしたが、寄宿学校になっている城の名前は、ドイツ名ですよね?シェパードもいると余計にドイツっぽい。 フランスとドイツの境目にあるようなお城の設定なのかな……。とにかくこのお城、内装がカッコ良かったです。

一番不穏な感じがしたのは、校長の親戚の美しい少女。

大嵐の夜に、怪我したヴィンセントに近づき、全裸になって誘う少女。

他の男子生徒も近くにいるのに、服を脱いで湖に飛び込み、ヴィンセントの気を引こうとする少女。あの少女の存在は、一体なんだったのだろう。ヴィンセントが彼女を叩いても、校長に叱られるシーンがなかったし、なんかこう、彼女こそ幻影だったのではないかと思ってしまう。

鹿が殺されているとわかった後に、カメラが納屋の奥を映した時、まるっきりホラーだなと思った。母親の少女の部分というか、自分を置いていった勝手な母への、憎しみや憤りのようなものの、象徴だったのかな。鹿の恨みをかってしまい……のラストシーン。後味が悪かったです。

 

結局、幽霊屋敷で起こった全てが幻影だったのか、それとも、途中までは実在していたのか。

最後はこう、母への依存からの脱出、そして自立して、一人の男として愛する女性を見つけ出すこと?というような暗示がされていたと思うのですが、それにしても、なんだかすっきりしないです。こんなふうに、もやもやーっと終わる話が、実は一番こわい。

 

マリアンヌは、とにかく美しかったです。美しくて実在感がない女性というにふさわしいほどの美しさ。ドレスも素晴らしいし、大きく見せた鎖骨から肩のライン。小さいころ落書きした、お姫様のドレスデザインそのものだなと思って、見る度にウキウキしました。

男爵との気持ち悪い関係……。どちらが悪者なのか、はっきりさせないままというのも、非常に後味がわるかった。

そうそう、動物に好かれる存在であるヴィンセントは、なんかすごくいいです。見つかりそうになって、でも犬が吠えない、というパターン。すごく和みました。

 

※感想を書いた後、レビューなど見て回った所、原作はドイツ語。

マリアンヌ役は同じで、ドイツ版、フランス版、別に作られたそうです。このDVDはフランス版ですね。どうりで納得。ギムナジウムも、そのまんまギムナジウムだったみたいです。シェパードもお城の名前も納得。